監視業務の具体例とは?アラーム対応と一次切り分けの実務
ネットワーク監視(J6)の現場では、
- アラームが鳴ったら対応する
- 関係部署に連絡する
といったイメージを持たれがちです。
実際には、 「何が起きているのか」を整理し、次の工程につなぐ 重要な役割を担っています。
この記事では、監視業務の中心となる アラーム対応と一次切り分けの実務 を解説します。
アラーム対応の基本的な流れ
監視業務でアラームが発生した場合、 一般的には以下の流れで対応します。
- アラーム内容の確認
- 影響範囲・重要度の判断
- 一次切り分け
- 関係部署への連携
すべてを自分で解決するのではなく、 正しい情報を正しく渡す ことが重要です。
アラーム内容の確認ポイント
アラームが発生したら、 まず以下を確認します。
- どの装置・どのエリアか
- 発生時刻・継続時間
- 重大度(Critical/Major/Minorなど)
同時に、
- 類似アラームが多発していないか
- 過去にも発生していないか
を確認することで、 単発か全体影響かを判断します。
一次切り分けで行うこと
一次切り分けでは、 「どこまでが正常で、どこから異常か」 を整理します。
- 装置が応答しているか
- 疎通は取れているか
- トラフィックが極端に落ちていないか
ここでの切り分け結果が、
- 保守(J5)
- 試験・設計チーム
への引き継ぎ内容になります。
よくあるアラーム例と考え方
監視でよく遭遇するアラームには、 以下のようなものがあります。
- 装置ダウンアラーム
- 回線断アラーム
- 品質劣化アラーム
例えば、
- 装置ダウン → 物理・電源・装置障害の可能性
- 品質劣化 → トラフィック集中・干渉の可能性
といったように、 原因の当たりを付ける ことが一次切り分けの役割です。
監視記録・エスカレーションの重要性
対応内容は、
- 発生内容
- 確認した事項
- 引き継ぎ先
を記録として残します。
この記録は、
- 再発時の参考
- 品質改善(J7)の材料
として活用されます。
監視業務が評価されるポイント
監視業務では、
- 素早く気づけるか
- 冷静に整理できるか
- 正確に引き継げるか
が評価されます。
トラブルを未然に防ぐ 最前線の役割 と言えるでしょう。
まとめ
監視業務の中心は、 アラーム対応と一次切り分けです。
異常を正しく整理し、
- 次の工程につなぐ
- 影響を最小限に抑える
役割を担っています。
移動体通信エンジニアとして 現場対応力を身につけたい方 にとって、 非常に重要な実務経験となるでしょう。