この記事では、移動体通信エンジニアの J1:施工フェーズ における最初の工程である 施工計画・準備 について解説します。
施工というと「現場作業」をイメージされがちですが、 実際には工事前の準備段階が品質を左右します。
この工程での判断や段取りが甘いと、 後続の施工・切替・試験工程に大きな影響を与えます。
J1(施工)フェーズの全体像
J1(施工)は、設計(J3)で決められた内容を 実際の設備として形にする工程 です。
- ① 施工計画・準備(本記事)
- ② 局内・屋外施工
- ③ 切替・品質確認
- ④ 報告・ドキュメント作成
施工計画・準備は、 この後のすべての工程の土台となります。
施工計画・準備で行う主な業務
この工程では、 「安全・品質・工程」を成立させるための事前整理 を行います。
主な作業内容
- 現地調査(再確認)
- 施工計画書・手順書の作成
- 工程表(スケジュール)の作成
- 協力会社・作業員の手配
- 資材・工具の準備
現地調査で確認するポイント
設計時の情報と、 現場の実状が一致しているか を確認します。
- 搬入経路・作業スペース
- 既設設備の状況
- 安全対策の必要有無
この段階での見落としは、 当日の工事中断につながります。
施工計画書・工程表の役割
施工計画書・工程表は、 関係者全員の共通認識 を作るための資料です。
- 作業手順の明確化
- 役割分担の整理
- 安全対策の事前共有
口頭説明ではなく、 文書で残す ことが重要です。
協力会社・資材手配で注意すべき点
施工は、 自社だけで完結することは少なく、 協力会社との連携 が不可欠です。
- 必要スキルを満たしているか
- 工程に無理がないか
- 資材の数量・納期は問題ないか
ここでの調整不足は、 工程遅延の原因になります。
施工計画・準備でよくあるトラブル
- 現地制約の見落とし
- 資材不足・手配ミス
- 工程の詰めすぎ
これらはすべて、 事前準備で防げる問題 です。
次に行う工程:局内・屋外施工
施工計画・準備が完了すると、 いよいよ現場での作業に入ります。
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