この記事では、移動体通信エンジニアの J5:保守(フィールド保守)フェーズ における最初の工程である 出動・現地確認 について解説します。
J5-01は、 障害対応の成否を左右する初動工程 です。
ここでの判断と対応が、 復旧時間や影響範囲に 大きく影響します。
J5-01は保守フェーズのどこに位置するか
J5(保守)フェーズは、 以下の4工程で構成されています。
- ① 出動・現地確認(本記事)
- ② 障害復旧・臨時対応
- ③ 定期点検・予防保全
- ④ 報告・在庫管理
J5-01は、 現地対応のスタート地点 です。
出動判断はどのように行われるか
保守エンジニアの出動は、 監視(J6)からの連絡 を起点とすることが一般的です。
- 重大障害の発生
- リモート復旧不可と判断された事象
- 現地確認が必要なアラーム
状況に応じて、 即時出動/計画出動 が判断されます。
現地到着前に確認しておくこと
現地に向かう前に、 以下の情報を整理します。
- 障害内容・影響範囲
- 対象局舎・設備情報
- 必要な工具・交換部材
この準備が不十分だと、 再出動や復旧遅延 につながります。
現地到着後の安全確認
現地に到着したら、 作業前の安全確認 を必ず行います。
- 感電・転倒・落下リスクの確認
- 局舎内温度・空調の状態
- 立入禁止区域・作業範囲の確認
安全最優先 が、保守業務の大前提です。
現地で行う一次切り分け
安全が確認できたら、 設備の状態を確認します。
- 装置の電源状態
- アラーム表示・ランプ状態
- ケーブル抜け・断線の有無
ここで行うのは、 「原因の方向性を掴む」 ための切り分けです。
出動・現地確認でよくあるトラブル
- 事前情報と現場状況の不一致
- 必要部材の持参漏れ
- 想定外の環境要因(停電・高温など)
経験を積むほど、 事前準備の重要性 を実感します。
次工程への引き渡し
現地確認の結果をもとに、 次の対応を判断します。
- 装置交換など復旧作業へ進む
- ベンダー・上位部門へ連携
- 一時退避・計画対応へ切り替え
判断結果は、 正確に関係者へ共有 します。
次に行う工程:障害復旧・臨時対応
現地確認で原因の方向性が見えたら、 障害復旧作業 に進みます。
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