この記事では、移動体通信エンジニアの J5:保守(フィールド保守・障害対応)フェーズ について、仕事内容を体系的に解説します。
J5は、 実際に現地へ出動し、通信設備を復旧・維持する 非常に重要な工程です。
監視(J6)で検知された障害を受け、 「現場で直す最後の砦」 として対応します。
J5は移動体通信のどの工程か
移動体通信の仕事は、 設計・施工・試験・運用と 段階的に進みます。
J5(保守)は、 サービスイン後の運用フェーズ に位置し、 通信品質を 「維持し続ける」 役割を担います。
トラブルが起きても ユーザーに影響を出さないための 最前線の仕事です。
J5で行う主な業務カテゴリ
J5(保守)の仕事内容は、 以下の4カテゴリに整理できます。
- ① 出動・現地確認
- ② 障害復旧・臨時対応
- ③ 定期点検・予防保全
- ④ 報告・在庫管理
それぞれの工程を、 以下で詳しく解説します。
カテゴリ① 出動・現地確認
障害が発生すると、 保守エンジニアは 現地へ出動します。
- 現地到着報告
- 安全確認・KY活動
- 装置・電源・空調の状態確認
この段階で、 現場での切り分け を行い、 復旧方針を判断します。
▶ 詳細: J5-01 出動・現地確認
カテゴリ② 障害復旧・臨時対応
原因が特定できたら、 障害復旧作業に入ります。
- 装置交換・再起動
- ケーブル・部材の交換
- 暫定構成での復旧対応
完全復旧が難しい場合でも、 サービス影響を最小化する判断 が求められます。
▶ 詳細: J5-02 障害復旧・臨時対応
カテゴリ③ 定期点検・予防保全
J5は、 障害対応だけではありません。
障害を未然に防ぐための 定期点検・予防保全 も重要な仕事です。
- 空調・バッテリー点検
- 分電盤・電源設備確認
- 劣化部材の交換提案
地味ですが、 最も品質に効く業務 でもあります。
▶ 詳細: J5-03 定期点検・予防保全
カテゴリ④ 報告・在庫管理
作業後は、 必ず報告と記録を行います。
- 保守報告書の作成
- 写真・作業結果の整理
- 部材在庫・補充管理
これらの情報は、 再発防止や改善活動 に活かされます。
▶ 詳細: J5-04 報告・在庫管理
J5から広がるキャリアパス
保守(J5)は、 現場経験が積めるため、 次のキャリアにつながりやすい フェーズです。
- 設計(J3):現場を知った設計者
- 品質改善(J7):再発防止・改善担当
- PM/PMO(J8):現場理解のある管理者
「なぜ壊れたか」を考えられる人ほど、 次のフェーズで評価されます。
J5(保守)が向いている人
- 現場作業が苦ではない
- トラブル対応にやりがいを感じる
- 設備・インフラに興味がある
一方で、 キャリアアップを見据えるなら 記録・振り返りを 大切にすることが重要です。
J5カテゴリまとめ
J5(保守)は、 通信品質を 現場で支える要の工程 です。
障害対応・予防保全・改善提案まで行うことで、 次のフェーズにつながる経験 が積み上がります。
関連ページ
▶ 監視フェーズ: J6 監視(NOC)カテゴリトップ
▶ お仕事マップ: 移動体通信エンジニアの仕事内容マップ