この記事では、移動体通信エンジニアの J6:監視(NOC)フェーズ における 計画作業・リモートオペレーション について解説します。
監視業務というと、 アラーム対応や障害対応を イメージされがちですが、 実際には計画的な作業 も多く含まれます。
J6-03は、 安定運用を支えるための「能動的な仕事」 といえる工程です。
J6-03は監視フェーズのどこに位置するか
J6(監視)フェーズは、 以下の4つの工程で構成されています。
- ① アラーム監視・インシデント検知
- ② 一次切り分け・エスカレーション
- ③ 計画作業・リモートオペレーション(本記事)
- ④ レポート作成・運用改善
J6-03は、 「障害が起きていない時間帯」に行う運用作業 が中心です。
計画作業とは何をするのか
計画作業とは、 あらかじめ決められた手順に基づき、 計画的に実施する作業 のことです。
計画作業の代表例
- 装置更改・ソフトウェア更新
- 基地局・回線の増設作業
- パラメータ変更・設定調整
これらは、 夜間・低トラフィック時間帯 に実施されることが多いです。
リモートオペレーションとは
リモートオペレーションとは、 現地に行かず、 遠隔操作でネットワークを制御する作業 です。
主なリモートオペレーション業務
- 設定投入・変更
- 装置再起動・切り替え操作
- ヘルスチェック・状態確認
NOCは、 現場作業を支援する司令塔 の役割を担います。
作業前に行う準備と確認事項
計画作業・リモートオペレーションでは、 事前準備 が非常に重要です。
- 作業手順書の確認
- 影響範囲・切り戻し手順の把握
- 関係部署・保守会社との事前連携
「もし失敗したらどう戻すか」 を必ず想定します。
作業中の監視と判断
作業中は、 通常時以上に監視が重要 になります。
- アラーム発生の有無
- KPI・通信状態の変化
- 影響範囲の拡大有無
異常があれば、 即座に作業中断・切り戻し を判断します。
計画作業でよくあるトラブル
- 手順書と実環境の差異
- 想定外の影響範囲拡大
- 連携不足による作業遅延
これらを防ぐために、 事前レビューとダブルチェック が重要です。
計画作業・リモートオペレーションの価値
この工程を適切に行うことで、 障害の未然防止 につながります。
J6-03は、 単なる監視ではなく、 ネットワークを「育てる」仕事 です。
次に行う工程:レポート作成・運用改善
作業結果は、 必ず記録・振り返りを行います。
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