この記事では、移動体通信エンジニアの J8-04:収支・ドキュメント管理 について解説します。
PM/PMOの仕事は、 スケジュール通り終わらせること だけではありません。
収支を守り、成果を形に残す ことまでが役割です。
収支・ドキュメント管理は何をする工程か
J8-04は、 プロジェクトの「締め」に近い管理工程 です。
具体的には、 以下の2つを扱います。
- 収支管理(予算・工数・コスト)
- ドキュメント管理(成果物・記録)
ここを疎かにすると、 プロジェクトは成功とは言えません。
収支管理の基本的な考え方
収支管理では、 計画と実績の差 を常に把握します。
移動体通信プロジェクトでは、 以下が主な管理対象です。
- 設計・施工・試験の工数
- 外注・ベンダー費用
- 追加対応・手戻りによるコスト
PM/PMOは、 「なぜ差が出ているか」 を説明できる必要があります。
コスト超過を防ぐためのポイント
コスト超過の多くは、 小さなズレの積み重ねです。
- 作業増加を見逃してしまう
- 仕様変更の影響を軽視する
- 現場負荷を数字に反映できていない
PM/PMOは、 変更が発生した時点で収支影響を確認 します。
ドキュメント管理が重要な理由
ドキュメントは、 プロジェクトの「成果物」 です。
移動体通信プロジェクトでは、 以下の資料が残ります。
- 設計書・仕様書
- 施工・試験結果
- 議事録・判断記録
これらは、 次の案件やトラブル対応で 必ず参照されます。
ドキュメント管理でPM/PMOが決めること
PM/PMOは、 ドキュメントについて以下を決めます。
- 保管場所・フォルダ構成
- 命名ルール・版管理
- 更新・承認フロー
「探せば分かる」状態を作る ことが目的です。
引き継ぎ・振り返りの重要性
プロジェクト終盤では、 引き継ぎと振り返りを行います。
- 良かった点
- うまくいかなかった点
- 次回に活かす改善点
これらを残すことで、 組織としての成熟度 が高まります。
この工程でよくある失敗
- 収支管理を後回しにする
- ドキュメント整理が最後に崩れる
- 引き継ぎが口頭だけで終わる
J8-04は、 プロジェクトの評価を決める工程 でもあります。
J8全体のまとめ
J8(PM/PMO)は、 J2〜J7を横断し、 プロジェクトを完遂させる役割 です。
中でもJ8-04は、 「最後まで責任を持つ力」 が問われます。
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