この記事では、移動体通信エンジニアの J8:PM/PMO(プロジェクトマネジメント)フェーズ について、仕事内容を体系的に解説します。
J8は、 J2〜J7の全工程を横断し、プロジェクト全体を動かす マネジメントポジションです。
設計・施工・試験・運用・品質改善を理解した 経験者が到達する最上流フェーズ ともいえます。
J8は移動体通信のどの工程か
移動体通信プロジェクトは、 複数の工程が並行・連動しながら進みます。
J8(PM/PMO)は、 各工程を束ね、全体最適を実現する役割 を担います。
- 工程の進め方を決める
- 問題が起きた際の判断軸を示す
- 品質・コスト・納期を成立させる
単一工程ではなく、 プロジェクト全体を見る視点 が求められます。
J8で行う主な業務カテゴリ
PM/PMOの仕事内容は、 以下の4カテゴリに整理できます。
- ① プロジェクト計画・立ち上げ
- ② 進捗管理・会議運営
- ③ 課題・リスク・品質管理
- ④ 収支・ドキュメント管理
それぞれの工程を、 以下で詳しく解説します。
カテゴリ① プロジェクト計画・立ち上げ
プロジェクト開始時に、 全体の土台を作る工程 です。
- 体制・役割分担の整理
- 全体スケジュール(WBS)作成
- 予算・工数の初期設定
ここでの設計が、 後工程すべてに影響 します。
▶ 詳細: J8-01 プロジェクト計画・立ち上げ
カテゴリ② 進捗管理・会議運営
プロジェクトを前に進めるための 日常業務 です。
- 進捗会議の設計・運営
- 課題・アクション管理
- 対外・対内調整
「情報を流す」こと自体が仕事 になります。
▶ 詳細: J8-02 進捗管理・会議運営
カテゴリ③ 課題・リスク・品質管理
問題を未然に防ぎ、 品質を保つための工程です。
- 課題・リスク管理表の運用
- 品質KPI・レビュー管理
- 仕様変更・影響分析
「気づけるかどうか」 が、PMの力量を左右します。
▶ 詳細: J8-03 課題・リスク・品質管理
カテゴリ④ 収支・ドキュメント管理
プロジェクトを ビジネスとして成立 させる工程です。
- 予算・工数の差異管理
- レポート作成・報告
- ドキュメント管理ルール策定
数字を見る力 が求められます。
▶ 詳細: J8-04 収支・ドキュメント管理
PM/PMOに求められる経験・スキル
J8は、 現場経験を前提としたポジション です。
- 設計(J3)・試験(J4)の理解
- 保守(J5)・監視(J6)の現実感
- 品質改善(J7)の視点
「全部少しわかる」ではなく、 「どこが難しいか知っている」 ことが重要です。
J8から広がるキャリアパス
PM/PMOは、 キャリアのゴールではありません。
- 上位PM・プログラムマネージャ
- 事業企画・経営企画
- 通信コンサル・ベンダー側PM
意思決定に関わる仕事 へ進む道が開けます。
J8カテゴリまとめ
J8(PM/PMO)は、 移動体通信プロジェクトを 「成立させる」 仕事です。
現場を理解した経験者こそが、 価値を発揮できるフェーズ といえます。
関連ページ
▶ お仕事マップ: 移動体通信エンジニアの仕事内容マップ
▶ 品質改善フェーズ: J7 品質改善カテゴリトップ